2023/11/7




 




∗∗ ☼ 第 14 屆金音獎 🅦🅐🅚🅐 感言篇 ...☼ ٭٭
👑《𨑨迌 / Strolls》獲得今年金音創作獎「最佳民謠專輯獎」,也同時獲獎與入圍「最佳樂手獎」,在頒獎典禮當天,興奮的同時,能夠發言的時間有限, 菩花樂集 - पूर्वा Poorva 181團長 若池敏弘 Waka ,最近寫下完整的獲獎感言,想要傳達給關心他的人,以及最近開始認識我們的新朋友。
滿滿感性內容,裡頭除了表達真切感謝 🙇,還分享許多的真實人生故事 📖,這些都是他的感觸,在這裡分享給大家。
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✷------ 來自 𝗪𝗮𝗸𝗮 的完整獲獎感言 ------✷
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  我製作的專輯《𨑨迌》獲得台灣第 14 屆金音創作獎「最佳民謠專輯獎」,同時也獲得「最佳樂手獎」,能夠獲得由台灣文化部主辦,如此具有影響力的原創音樂獎項,對我而言是非常重大的榮譽,作為一名台灣音樂圈的日本音樂人,而且獎金還是來自台灣朋友,我想要好好表達得獎感言,內容有些冗長,但我希望傳達感受與想法,這也是我的責任。
  當天在頒獎台上,我提到自己是位持有台灣永久居留證的日本人,也是演奏北印度樂器的音樂家,在複雜且罕見的音樂背景中,一直以來都在思考「我的音樂身份認同是什麼?」。菩花樂集《𨑨迌》,正是我為了回答這個問題,而製作的專輯作品,專輯是多元音樂背景的產物,創作主題和靈感源自我在台灣生活所見的風景,與在印度的親身經歷,就像是生活的音樂日記。
  但是,以北印度的旋律、節奏樂理為基礎去創作,融合台灣樂器共同詮釋,無論是創作還是製作歷程,都是非常大的挑戰,而在專輯製作過程中,我獲得眾多夥伴的協助—
  我花了很多時間不斷鑽研北印度的傳統古典樂理,同時與琵琶演奏家 梁家寧、二胡演奏家 鍾於叡 合創、學習、共同詮釋與演奏專輯樂曲,他們透過精湛的演奏功力,幫助我一起完成出色的編曲。
  還有一樣是來自日本並且活躍台灣音樂圈的吉他音樂家 大竹研,他提供我很多各種建議及靈感;台灣大學藝文中心雅頌坊提供專輯錄音場館,《𨑨迌》專輯是在這裡進行錄音,同時要特別感謝兩位錄音師 劉奕宏、王育民的協助,以及在德國遠端合作處理母帶事宜的 Wolfgang Obrecht;專輯封面是由 謝杰廷 以日本禪宗寺庭園為靈感進行設計和編排;還要謝謝 高詩涵,她總是無償支持與協助著,以及風潮音樂 邱亮均 在專輯製作過程幫忙解決各種問題。當然還有好多其他朋友的協助,因為篇幅有限,無法逐一唱名,但我真的感謝每一個幫助我的人事物。
  獲獎對我而言,不只是一種大榮譽,更是眾多夥伴朋友共同努力的成果,這讓我格外感到高興,再次謝謝台灣政府與文化部、金音創作獎團隊人員,謝謝您們!
  製作菩花樂集《𨑨迌》最大的動機之一,是 2021 年,兩年前第一次獲得金音獎的「最佳樂手獎」,我決定把這筆獎金創作更多音樂,來回饋台灣這片土地‧專輯製作需要時間,也包含錄音、設計等種種幕後繁瑣作業,但我希望盡力提升專輯製作品質,因此真的有相當多的開銷,再加上我是外國人,申請台灣補助或尋找資源都存在語言瓶頸,所以我不得不自己負擔全部的專輯製作費用,礙於預算考量,也不得已妥協某些地方。
  然而,像《𨑨迌》這樣的演奏類型專輯,對大眾沒有吸引力,而且是非主流的冷門音樂類型,截至目前的專輯 CD 銷售量,都無法支付專輯的製作成本赤字… 所以,我曾經覺得,以後再也無法自己製作專輯了… 但在獲得「最佳民謠專輯獎」的時候,我真的非常非常非常高興,因為獎金可以用來支付專輯製作開銷,如果最後還能有剩下的獎金,我規劃要用某種方式,透過音樂的媒介繼續回饋台灣,而不是白白浪費獎金。
  除此之外,再次獲得「最佳樂手獎」對我而言意義非凡,其實,我在 2008 年罹患重病,右手指癱瘓,無法像以往那樣活動自如,醫生對我說:「你的手指已經沒有康復的希望了,最好放棄演奏樂器吧!」,當時的我感到絕望,但我深愛印度音樂,怎樣都無法捨棄音樂,於是我開始尋找比較不需要劇烈使用右手指活動量的樂器,最後找到弦樂器 Esraj(艾斯拉吉琴),開始認真學習演奏這項樂器,經過 2 ~ 3 年的時間,即使醫生還是告訴我,康復是幾乎不可能的事,但一邊學習 Esraj,不知為何,我的右手指逐漸恢復正常。
  當時,我開始學習 Esraj 艾斯拉吉琴,從頭開始學習一項新的樂器,相當困難,不過我還是每天努力練習,直到現在,我能夠正常演奏兩種印度樂器 — 打擊樂 Tabla 塔布拉鼓、弦樂器 – Esraj 艾斯拉吉琴。
  塞翁失馬,焉知非福,人生真是充滿各種未知啊,因為當年右手指癱瘓,開始演奏另一項樂器,讓我能夠同時理解印度傳統音樂的旋律性,同時了解節奏性,是極大的幫助,也協助我站在印度傳統音樂的基礎上,探索現代作曲的方法及可能性。我能夠再次獲得金音最佳樂手獎,真的非常光榮,意義深刻。
  大約十幾年前,我在沖繩石垣島從事音樂活動,但小島上的音樂發展空間有限,難以支撐生計,我曾經考慮到沖繩本島發展,或到東京,或者是自己的故鄉大阪展開音樂生涯,不過我打開地圖,驚訝地發現「台北」這座城市的距離,竟然比到沖繩那霸還要近,就決定一個人帶著樂器來到台灣,當時我對台灣一無所知,既不會講中文,也不認識任何人,獨自來到台灣實在是相當大膽的舉動,初來乍到的幾年時光,我過得很艱辛。
  那時,身聲劇場團長 吳忠良 給予我幫助,分享工作室並提供安全住處,到現在我都感到萬分感激,《𨑨迌》專輯也是獻給英年早逝的忠良,如果沒有他的幫助,我在台灣不可能會有音樂生涯。
  印度音樂在台灣沒有太普及,既定印象會想到類似「弄蛇人」的畫面,而且大眾傾向尋找富有神祕氛圍的音效,而不是聆聽採用印度樂理的音樂創作,所以我的音樂一直沒有受到太多關注。直到兩年前,因緣際會下,我與吉他音樂家 大竹研 合作並發行專輯《Yü》,獲得金音獎,也入圍金曲獎兩項大獎,這次的經驗開拓音樂創作的可能性,成為奠定《𨑨迌》專輯製作的堅實基礎。
  印度樂器相較於常見的吉他、鋼琴、鼓組,或低音貝斯等主流樂器來說,像是擔任撲克牌「鬼牌 / Joker」的角色,是有亮點且有非常引人入勝的存在。各位音樂創作家、藝術家們,如果您們需要不一樣的音色,或想要有不同的音樂風格變化,歡迎請隨時與我聯繫,我喜歡在各種音樂領域挑戰自己,包含器樂演奏、伴奏以及從各種角度創作與演奏,我全部都享受其中,期待我們一起嘗試創造新事物,將會是豐富有趣的體驗!
  在我居住台灣超過十年的歲月,台灣音樂圈發生許多巨大變化,如今,各種風格都出現優秀作品,音樂文化不侷限在台灣本土,已經涵蓋國際合作,很榮幸成為多元音樂環境的一份子,也感謝台灣的音樂愛好者,對不同類型的音樂充滿熱情,支持我的作品。音樂的力量跨越語言、文化,把我們連結在一起,這正是我從台灣土地上的感受。
  如果您對我的音樂感到好奇,在音樂製作上有任何問題,或是對未來合作有興趣,歡迎隨時與我聯繫。
  音樂是團隊合作的藝術,我想要再次強調《𨑨迌》專輯,不只是我個人的創作,更是許多人共同努力的成果,最後,再次感謝台灣政府與文化部、金音創作獎的給予這麼重要的肯定,獲得意義重大非凡,我會繼續努力創作更多音樂,回饋台灣,也回饋所有關心和支持我的人,謝謝大家!
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  私が制作したアルバム「strolls」が台湾の音楽賞の金音創作賞で最優秀民謡アルバム賞を獲得し、私自身も最優秀演奏者賞を受賞しました。
台湾の行政が主催するこのような影響力のある賞を受賞するにあたり、台湾の音楽界で活動するひとりとして、
そして頂いた賞金は台湾のみなさんから出していただいたものなので、
それについての想いを伝えることは重要であり、責任があると思っています。
大変長くなりますが私の想いを語りたいと思います。
  受賞壇上でもお話ししましたが、私は台湾に永住権を持って居住している日本人で、北インドの楽器を演奏している音楽家です。
このような、あまり一般的ではない音楽的な背景を持っている私にとって、ずっと抱いていた問題は私の音楽のアイデンティティとは何なのか、ということでした。
今回受賞したアルバム「strolls」はこのような複雑な音楽的なバックグラウンドを持つ私にしか作れないものを目指して作った私のひとつの答えです。
このアルバムの主題は私が日々遭遇する台湾の風景や私にとても馴染みのあるインドでの体験の印象を題材にしていて、いわば私の日々を書き記した日記みたいなものと言えると思います。
  日本人である私が北インド音楽理論を使って作曲した曲を台湾の楽器を使って表現するアルバムを作るという試みは創作の面においてもプロデュースの面においても大きなチャレンジでした。
アルバム制作にあたっては本当に沢山のひとの協力を受け、アルバム制作にあたり時間をかけて私のもとで北インド古典音楽の理論を学び続け、素晴らしいアレンジと演奏を実現してくれた琵琶奏者梁家寧と二胡奏者鍾叡はもとより、さまざまな助言やインスピレーションを与えてくれたギタリストの大竹研さん、快く録音会場を提供してくれた台湾大学芸文センター雅頌坊、素晴らしい技術で録音を担当してくれた劉奕宏、王育民、音源のマスタリングを遠くドイツから遠隔で送ってくれたウルフガン、日本の禅寺の枯山水をイメージしたジャケットをデザインしてくれた謝杰廷、いつも大きなサポートを無償で担当してくれた高詩涵、アルバム制作に関するさまざまな問題を助けてくれたWind musicの邱亮鈞、などなど、全ての人の名をあげられないくらい多くの友達の力添えによって完成しました。
今回このような賞を頂くのは大変光栄ですが、私一人ではなくみんなで作り上げた結果、それが評価されて賞を二つも獲得できたと思うと喜びもひとしおです。
改めて台湾政府、並びに金音賞の関係者のみなさん、ありがとうございます。
  アルバムを作る一番大きな動機は、2年前に今回と同じ金音賞で最優秀演奏者賞を受賞し賞金を頂いた時に、この賞金を是非とも音楽で台湾に還元したいと思ったことが始まりですが、
せっかく制作するのなら録音やデザインなどを含めてアルバムの品質をできる限り最高水準のものにしたかったので、制作にあたり私にとってかなりの費用を費やしました。
しかも私は外国人ですし、台湾での助成金の申請やさまざまな情報も言葉の問題があり一切受けることができず、全て実費で無理して作らざるを得ませんでしたので、当初考えていたよりも予算はかなり大きく超えてしまいましたし、予算の関係上仕方なく妥協した部分もありました。
またアルバム自体、どちらかというと地味で一般ウケするジャンルではないですし、CD自体も売り上げで赤字をカバーできるほど売れないので、
もう今後自分でアルバムを作ることはできないかも…と思っていた矢先での受賞でしたので本当に嬉しく思います。
大変ありがたいことに今回の賞金でアルバムの制作費はカバーできましたので、余った賞金は、無駄遣いせずなんらかの形で音楽を通して台湾に還元してゆきたいと思っています。
  また、今回2度目の最優秀演奏者賞を獲得したことについては、特別大きな感慨があります。
実は今から15年前、2008年に私は大病を患い右手の指が麻痺して思うように動かなくなってしまいました。
医師からは「もう回復の見込みはないかので楽器演奏は諦めるように」とまで言われ絶望したのですが、
インド音楽を深く愛していた私はどうしても音楽を諦めることができず、タブラがだめなら他のインド楽器を…ということで右手の指をそれほど使わず弓を弾くエスラジという楽器に辿り着き、それが私がエスラジを本格的に始めるきっかけとなりました。
その後、2〜3年経つと医者に回復は難しいと言われた右指が、なぜか少しずつ動くようになり、今はタブラも普通に叩けるほどに回復してエスラジとタブラ、両方の楽器を演奏することができるようになりました。
私がエスラジを始めた当時は「今から始めても絶対出来るわけがない」とか「いくら好きでも人前で演奏するな」という身近な音楽関係者もいましたし、
私自身まだまだだと痛感していますが、毎日コツコツと練習して今に至っています。
人生塞翁が馬と言いますが麻痺を患ったおかげで、図らずともインド音楽の旋律的な面とリズム的な側面を総合的に理解できる楽器を演奏できる立場になることができ、
それは私にとってインドの伝統音楽的な音楽理論を使いつつ、現代的な作曲のアプローチを進めてゆくことに対し大きな助けとなりました。
そういった背景があるので、2年前に続き今回最優秀演奏者賞を再びいただけたことは、私にとってとても光栄で意味深く感慨深いものがあるのです。
  今から十数年前に沖縄の石垣島という小さな離島で音楽活動をしていた私は、島の音楽市場の小ささで音楽で生計を立てることに限界を感じ、沖縄に来る前に活発に活動していた地元である大阪に帰るか東京などに行くことも考えていたのですが、地図を見ると石垣島のすぐ近く、沖縄本島の那覇よりも近いところに台北という大都市があることに気づき、
知人も全くおらず中国語も全くできない状態で単身台湾に楽器だけ持ってやってくるという無茶振りで台湾への第一歩を始めたわけですが、物事がそううまくいくはずもなく最初の数年はかなり苦しい生活が続きました。
そのときに私を買ってくれ事務所で寝泊まりさせてくれた身聲劇場の故忠良には大変な恩義を感じていて、このアルバムは故人となってしまった彼に捧げたものでもあります。
彼の助けがなければ今の台湾での私の活動はなかったと思います。
当時の台湾でのインド音楽の認識度はそれほど高くなく、蛇遣いの笛みたいなイメージを持たれていたこともあり、インド楽器はいわゆるイロモノ的な、なにか神秘的な効果音的なものを求められることがほとんどでインド音楽理論を使った曲などというものを発表できるような状態ではなかったのですが、
2年前にギタリストの大竹研さんとアルバム(金曲賞二部門ノミネート、金音賞受賞)を共同制作することによって私のできることの可能性が大きく広がり、今回のアルバムの制作に繋がりました。
インド楽器というのはギターやピアノ、ドラムやベースといったメインストリームの楽器に対して本当にトランプのジョーカーみたいな興味深い存在でもあります。
アーティストの皆さん、もしいつもと違った音色や音楽的な変化が必要でしたらどうかお気軽に私に声をかけてください。私はいつも色々なジャンルでの挑戦を楽しんでいますし、器楽演奏だけでなくヴォーカルの伴奏や、一般とは違った角度から作曲した作品を他の音楽家に演奏してもらうことを喜びとしています。
なにか新しいことを一緒にできたら楽しいですね。
  台湾に私が滞在している10数年の間にこの国の音楽シーンは大きく変化し、今さまざまな素晴らしいジャンルが開花しています。
そして音楽という文化は曲を提供するミュージシャンだけでは成り立たず、曲を受け入れて愛してくれる聴衆とのフィードバックで発展してゆくものだと思います。
ミュージシャンにとってはコンサートに足を運んでもらったり、CD購入などをしていただくことが大きな収益になりますが、サブスクで曲を聴いてもらうだけでも、それは大きなサポートになります。
そういった応援がミュージシャンを支えて創作活動につながってゆくので、聴き手は音楽文化の作り手でもあるのです。
これからもみんなで音楽を愛してこの島に豊かな音楽文化の花を咲かせましょう。
  金音賞関係者のみなさん、審査ありがとうございました。
こういった賞は音楽家のモチベーションを上げてくれますし、
台湾の音楽界を盛り上げ活性化する上でとても意義のあるものだと思いこれからも台湾の音楽界をサポートしていってくださいね。
よろしくお願いします!
ありがとう台湾!
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This album is dedicated to Pt. Dilip Mukherjee, Pt. Buddha Dev Das, Pt. Devashish Dey, the late Reiko Kondou (近藤玲子), the late Leonson Ng(吳忠良), and to Taiwan, India, and Japan.
Special thanks to:
The Odeum at the National Taiwan University Center for the Arts (台大藝文中心雅頌坊), 臺灣大學藝文中心, Shihyun Liao (廖詩昀), Yingzhen Zhang (張盈真) and the whole staff, Chieh-Ting Hsieh (謝杰廷), Ken Ohtake (Ken Ohtake)), Wolfgang Obrecht,
Yihung Liu (劉奕宏), 唯有音樂OnlyMusic, Jie-Min Li (李杰珉), Phil Wen (溫奕哲), Yu-Min Kang (康育民), Yu-Min Wang (王育民), 鄭詠丞 (Suona Zheng), 身聲劇場 Sun Son Theatre, 身聲劇場 Sun son Theatre, Thomas Chang(老頭音樂 Now Music / 老頭唱片行 Low Records), Yijie Wu(吳宜桔), Weilin Dai (戴瑋琳),
Betty Kao(高詩涵), 日春島嶼合作社, Anne Dewees, Adam Hoole, Temple33, Hanzheng Yan (顏涵正), 風潮音樂, Wind Music, Peiti Huang (黃珮迪), Billy Chiu(邱亮鈞), Yunzhen Zhang (張沄真), 金音創作獎, 文化部影視及流行音樂產業局
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❁ 菩花樂集 पूर्वा Poorva 181 ❁
若池敏弘 Waka – Tabla , Esraj
梁家寧 Ning – Pipa
by 五色鳥小編

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